一気通貫な人材業界ビジネススタイル 用語の真の意味は

「一気通貫」、という言葉を聞いて即座に反応するのは、麻雀をたしなむ人か、一部業界用語のように聞いたことがある人の、せいぜいどちらかでしょう。
あるひとつの麻雀用語が、業界に未だ偏りはありますが、ビジネスシーンで使われるようになったその理由と、人材業界での真の意味について話を進めていきます。

○麻雀用語の一気通貫がビジネス業界で持つ意味

麻雀をしている人であれば、おおよその想像がつくでしょうが、まったくルールや役がわからない人のためにお話しをしていきます。

●麻雀の概略
麻雀は、自分の手元にある牌を指定の「役」の形に近づけていき、その役ごとに設定されている点数の高さと、他の面子にとって有利になる牌を振り込まないための駆け引きを楽しむゲームです。ドンジャラゲームをしたことがある人はそれにかなり近いと考えていいでしょう。
●一気通貫という役は
麻雀をする人の中でも、好んでこの手を作る人も多いのが一気通貫(通称一通(いっつう))。麻雀には1~9の数字をあらわす牌と字牌(東西南北・白発中を一文字ずつ示す牌)があり、一気通貫は3種類ある数字牌のうち一種類の1から9までを全て一枚ずつ手牌にそろえる役を意味します。
他の役手と比べても、一見してそろい具合は整っていて、きれいな見た目が印象的です。

○麻雀の役手をビジネス用語に当てはめて

この麻雀の役がビジネスの上でも使われるようになったのは、日本経済新聞の紙面で、とあるIT事業(アップル社ですが)の売り上げ・生産にまつわる記事の中の要となるまとめ部分で「一気通貫」という言葉を使用したのがきっかけのようです。
それまでにも、麻雀をたしなむ人によって「ひとつのことを貫いて最後まで行う」という意味でビジネスシーンの中でも使われることがあったようです。しかし、いまでは、すっかりその地位をビジネス用語として確立したのではと思うほど、いろんな場面でこの「一気通貫」が使われています。

○物事の一連をあらわすビジネス用語から変化

1から9までの数字牌が並ぶ役の様子から「工程や段取りの順を整列しそれぞれを踏まえて最後の工程までを一元化」するという意味で使われることが多いですが、単にその工程や順序配列を示すだけではないようです。
ひとつの事案を、導入前調査から仮想検証、実際のアプローチ、導入、トラブルシューティングまで、プロジェクトとして考えて、その事案を一人の担当者が対応するという意味を人材業界では含んでいます。
マッチングとマネジメント能力を求められる人材業界では、一人の担当者に安心して任せることができるという点をアピールするための用語として使用されることが多いでしょう。

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