転職者の給与交渉で必要なもの・こと 成功のための準備

人材コンサルティングを行っているクライアントの採用にかかわる仕事をしている場合、また人材紹介企業で働いている場合には、転職者の給与に対する要望とクライアントとの間で交渉を求められるシーンがあります。
 このときに、人材業界にいる立場として、どんなことに気をつけてどのように話を進めていくべきかが非常に重要です。このような交渉を成功させることが、自分の評価や信用につながり、またキャリアを重ねることにもつながるため、慎重にまた気持ちよく労使双方が交渉の席に着けるような配慮を怠らないようにしましょう。

○転職者の希望とそれに見合うスキルを測る

就職を望む人は、その人の生計を維持するために、少しでも給料が高い企業で働くことを望むはずです。提示した給料が高すぎるといって、その支給額を減額する要望というのはまずないでしょう。

●給与交渉のために必要十分条件を

転職者自身が望んでいる希望の給与額を、そのままクライアントに伝えて交渉に臨むのはタブーです。交渉を買って出た立場の人材コンサルタントとしては、要望に見合うほどのスキルを備えた人かどうか、まずはコンサルの立場で評価をする必要があるでしょう。
交渉の仲介を行う担当者として、同じ席について給与交渉にかかわるならば、互いの要望と叶うかどうか現実的な話し合いとして進められるように準備が必要です。

○給与条件のみを中心に進行しない

転職者が、提示した給料からさらに高い金額を望むには、それなりのセールスポイントを備えているはず。そして、給与面でひとつの指標となるのが、「前職の支給額」です。
以前に同じような仕事の経験があり、どの程度の仕事量をこなしていて、結果どのくらい給料をもらっていたかが、転職者にとっての大きなひとつの目安です。

●クライアント側のニーズと提示の根拠を知る 

転職者を採用したいと考える企業側の給与提示は、その企業で同様の仕事をしている人を参考にし、これから職務に就くためのスタートラインとしての提示です。勤続によってさらに給料が上がる可能性を秘めています。
また、就労時間帯や福利厚生など、給料の額面以上に優遇されている可能性もあります。額面が全ての評価とは考えず、会社全体の優遇や社員に対する配慮を見て、総合的に働きやすさや待遇のよさをあわせて評価するべきでしょう。

求職者と企業、双方のすりあわせを行う立場として、お金(給料)に関する相談は非常にデリケートな問題案件です。最悪の場合には、給与交渉がきっかけで関係が悪くなり、採用の見合わせという事態を招くリスクもあります。お金と人の関係を取り持つために、互いの言い分で共感すべきところははっきり意思表示をし、自分の中で導いた根拠に自信を持って相手に提案をすることが大切です。

ご相談・転職サポートは全て無料です。